企業理念

公益財団法人日本舞台芸術振興会(略称NBS)は1981 年に設立されました。
設立の趣旨は、音楽・舞踊を主とする舞台芸術の普及向上を図るとともに、舞台芸術の国際交流を推進して、わが国の芸術文化の振興と発展に寄与することです。活動内容は大きく3つに分けることができます。

  1. 海外からの芸術団体、アーティストを招聘し、公演活動を行うこと。
  2. 東京バレエ団を管理運営し、公演活動を行うこと。
  3. 人材育成事業として東京バレエ学校を管理運営すること。

そもそもNBS は1964 年に設立された東京バレエ団を管理運営し、公演を開催するために設立されましたが、それ以前は東京バレエ団と同時に設立された株式会社ジャパン・アート・スタッフが、東京バレエ団の管理運営を行っておりました。ジャパン・アート・スタッフはあわせて招聘・制作業務も行っていたことから、2002年以降はNBSがそれらの業務をとりこみ、現在のように世界一流のオペラやバレエを招聘・制作する一方、東京バレエ団の国内外での公演をNBSで行うかたちになりました。したがってNBSは1981 年に財団法人として発足したものの、実質的に前身のジャパン・アート・スタッフ時代から数えると半世紀以上の歴史をもっていることになります。

NBSは2005年にはこれまでの活動が公益の増進に寄与があったと評価され、文部科学大臣より〈特定公益増進法人〉に認可されました。2011年には創立30 周年を迎えましたが、政府の公益法人改革にともない、同年4 月1 日に内閣総理大臣から〈公益財団法人〉に認定され、新しいスタートをきりました。折しも公益財団法人への移行が、3.11東日本大震災の年であったことから、復興支援活動への意も強く持ち、チャリティ公演の開催や義援金募集活動などに率先して取り組んでまいりました。

私どもの舞台芸術に携わる仕事は、観客に夢や希望を感じてもらうことが使命と考え、心の豊かさや心のケアに通じる活動を推進していきたいと思っております。2012年からは次世代の観客の育成と子どもたちに舞台芸術を通じた情操教育の場を提供することを目的に、子どものためのオペラやバレエの公演の取り組みも開始しました。

感動は人々の心を豊かにし、生活に潤いを与えます。芸術文化は水や空気のように人間にとってはなくてはならないものです。澄んだ空気、きれいな水にするためには環境をより良く整備しなければなりません。気品ある国家をめざすためには芸術文化の振興が欠かせません。わが国における舞台芸術を取り巻く環境は欧米に比べて貧弱ですが、NBSは欧米並みのオペラ・バレエの環境づくりをめざして、これまで以上にわが国の舞台芸術の普及向上に寄与したいと念願しております。